プロが使って解説! RAWデータを高画質化できるソフト「SILKYPIX RAW Converter」のメリットは?
明るさやコントラスト、色調などの基本補正に加え、多彩な合成機能も備えた高機能RAW現像ソフトが、市川ソフトラボラトリーの「SILKYPIX Developer Studio Pro」。最新の「SILKYPIX Developer Studio Pro 11」において特に注目したいのが、被写体の細かなディテールをしっかり再現してくれる「クリアビュー」だ。
1位はソニー「α7 IV」ボディ。昨年末からの連覇を4に伸ばした。3位は前回2位の「α7R V」ボディが1つ順位を落とすも、4位には前回10位の「α7 IV ズームレンズキット」が浮上してきた。また、8位に「FX3」ボディ、9位に「VLOGCAM ZV-E10 パワーズームレンズキット」と、4機種5モデルがランクインしている。
■キヤノンが反撃開始!?
2位はキヤノン「EOS R6 Mark II」ボディ。前回9位からの大幅ランクアップで首位に肉薄する。中盤の6位に「EOS R3」ボディ、7位に「EOS R10・RF-S18-150 IS STM レンズキット」、さらに10位に「EOS R6 Mark II・RF24-105 IS STM レンズキット」と3機種4モデルがランクイン。前々回はトップ10入りなし、前回は1機種と、在庫不足のせいか不調気味だったキヤノン勢だが、復調の兆しが見えてきたようだ。次回の結果に注目したい。
「品揃えの割合は、フィルム7:デジタル3くらい。しかし、近年はデジタル製品を探されるお客さんが増えました。たとえばミラーレスカメラ。元々フィルムカメラを使っていた人は小型軽量な点に魅力を感じ、若い人は物々しい一眼レフよりガジェット感覚で扱えるという点に惹かれて選んでいるようです。富士フイルムのXシリーズや、ニコンのフルサイズ機 Z 5 などの注目度が高いですね」
「SILKYPIX RAW Converter」でRAWデータを開いて再保存するだけで、ノイズを軽減したり、高い解像感や鮮やかな色調を得ることができる。
明るさやコントラスト、色調などの基本補正に加え、多彩な合成機能も備えた高機能RAW現像ソフトが、市川ソフトラボラトリーの「SILKYPIX Developer Studio Pro」。最新の「SILKYPIX Developer Studio Pro 11」において特に注目したいのが、被写体の細かなディテールをしっかり再現してくれる「クリアビュー」だ。新デモザイク処理により解像感がアップし、被写体の質感の再現性も向上する。また、「ノイズリダクション」の効果も非常に高い。さらに、ノイズ低減処理をしながら被写体のディテールは失いにくいのが特徴だ。
「SILKYPIX RAW Converter」は、オリジナルのRAWデータを元に「クリアビュー」「シャープ」「ノイズリダクション」を行い、その後にDNG形式のRAWで書き出すソフトだ。処理されたDNGファイルを普段使用しているRAW現像ソフトで開けば、後はいつものワークフローで処理できる。つまり「いつものRAW現像作業」に「SILKYPIXならではの機能」が追加できるのだ。また、DNGだけでなくTIFF (16bit) やJPEGに変換することもできる。
「SILKYPIX RAW Converter」は、DNGだけでなくTIFFやJPEGにも変換できる。こちらはRAWではなく画像ファイルで手軽に調整したい人に向いている。
「SILKYPIX RAW Converter」を実際に使用してみて感じたのが、とても手軽に扱えるということだ。いつものワークフローに別ソフトの処理を追加するのは読むだけだと面倒に感じるかもしれないが、使ってみると操作がシンプルでわかりやすく、違和感なくスムーズに作業できた。それでいて解像感や質感再現、さらに色調再現でも大きなクオリティアップが可能になる。